2018/01/06(土)QNAPミドルレンジモデルの比較
①TS-251(Home)
②TS-431X(SMB)
③TS-453B(SMB)
の3製品です。



想定している用途としてはPCのデータ倉庫を考えています。普段使用するPCの本体はなるべくコンパクト
また、巨大ファイルを多く保存していることからシーケンシャル性能が欲しいと考えています。
大体HDD1台当たり80~180MB/sの速度が出ますので、接続速度が1GbpsならRAID1で十分ですが、10Gbpsを導入するならRAID5もしくは6を導入したいところです。
このうち、①は1000BASE-T、②はSFP+、③はオプションの10Gbpsカードを装着することで10GBASE-Tに対応するので、①なら2ベイ、②③なら4ベイ以上のモデルを選びたいところです。
SFP+と10GBASE-Tはどちらも規格上の速度は10Gbpsで同じなのですが、SFP+のほうがレイテンシが少ないものの、接続には1本1万円近くするトランシーバケーブルが必要となります。一方で10GBASE-Tは通常のLANケーブルが使えるなど導入コストは安くなります。
ただ、本体価格(拡張カード込み)が①が3~5万程度、②が約6万円、③12万円となることを考えると②のコスパがいいですね。
ベンチマークを見ると②が956MB/s、③が683MB/sと、SFP+である②が早くなっていますが、暗号化ボリュームにすると②312MB/s、③が690MB/sと逆転されてしまいます。


③については暗号化の有無で速度が変わっていないのでボトルネックはネットワーク側にありそうです。やはり10GBASETはあまり速度がでないのでしょうか...
値段が重要なら①、暗号化を使うなら③TS-453B、普通に使うなら②TS-431Xがよさそうですね。