2017/12/22(金)QNAPエントリーモデルのQSyncが遅くて使い物にならない件について

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 自宅にQNAPのTS-212pを導入しており、ファイル一式を保存するなど有効に活用しています。ただ、使用しているとだんだん不満点が目に付いてきます。とにかくCPUがARMの1コアで貧弱なのですべてがもっさりと感じてしまいます。とくに酷いのがQSyncというサービスです。

 QSyncはいわゆるDropboxやOnedriveのようなもので、PCとNASの間でファイルを同期してくれるというものです。理論上はNASの容量いっぱいまで使えるので、DropboxやOnedriveの有料オプションに年間1万使うよりもコストパフォーマンスがいいですし、OnedriveなどはMicrosoftが検閲を行っておりセキュリティの観点からも問題がある上、事故か故意かはわかりませんが勝手にファイルを消されたことがあることを考えると、自分の管理下にデータを保存しておくほうが安心できると思います。

 というわけでQSyncを利用してPC間で同期していますが、速度が思ったよりも上がりません。大きいファイルを同期するシーケンシャルなファイルの転送では100~200Mbps程度の速度が出て早いのですが、細かいファイルになると毎秒1~2ファイル程度になってしまい、同期に時間がかかってしまいます。

 リソースモニタを確認するとCPU使用率が100%となっているので単純に性能不足なんだろうとは思いますが、それにしても遅すぎる気はします。ちなみに4コアCeleronが搭載されているTS-x53Bだと100~1000ファイル/秒程度の速度が出ているので単純に性能の問題だと思いますが...

 ということで、QNAPを買う際はエントリーレベルの一番下位モデルではなく比較的上位モデルのをお勧めします。TS251なら4.5万円~買えますので。