tasktray_battery

2019/12/15 PC::ツール

タスクトレイにバッテリ残量を表示するツール
2017/12/03 ver.1.0公開
2019/12/15 ver.1.1公開
タスクトレイにバッテリ残量を%で表示するソフトを作ってみました。

 windows標準のバッテリのタスクトレイのアイコンは大体の残量しか表示してくれず、残量が何パーセントあるかを確認するのに操作が必要でした。このソフトはバッテリ残量のパーセントをタスクトレイアイコンとして表示します。Androidだとそういう系のアプリは山ほどあるのですが,Windowsでは見当たらなったので作成してみました.

スクリーンショット 2017-12-03 21.49.49.png

スクリーンショット 2017-12-03 21.54.12.png

カーソルをのせると残り駆動時間とバッテリの電圧が表示されます。

2019/12/15 ver.1.1 消費するCPUリソースを削減しました.

ダウンロードはこちら
bat_tasktray11.zip

2019/11/09(土)QNAP TS-453Beのメモリ交換(8GBx2化)

PC::QNAP

QNAP TS-453Beのメモリは4GBあるのですが,いろいろバックグラウンドで動かしていると不足してきて遅くなってしまうので増設をすることにしました.

仕様上は最大8GBで,16GBでも認識するかもしれないという情報はあったのですが,あいまいな感じだったので人柱がてら8GBを2枚購入しました.

もともと入っていたメモリがADATAのADDS$1866W4G13-BMIPが1枚購入したメモリはUMAXのUM-SODDR3S-1600-8Gが2枚動作周波数は若干落ちていますが,これしか売ってなかったので仕方ないです.

QNAP本体の3.5inchトレイを全部抜くとメモリスロットが出てきます.ちょっと奥まったところにあるので出し入れしづらいですが,普通に交換をして3.5inchトレイを元に戻して起動させると無事起動しました.ちゃんと16GB分認識しています.

スクリーンショット 2019-11-10 17.45.58.png

ちなみに3.5inchトレイは入れる順番を変えてしまうとRAIDが壊れるらしいので気を付けましょう.付箋をしておくとよいと思います.

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2019/05/03(金)デスクトップPCの新調

PC
改元に合わせてデスクトップPCを新調しました.これまで使用していたPCは7年物ではあるものの性能的にも動作の安定性的にも問題はなかったのですが,新しい時代が来ることだし,何よりLine Payの最大20%還元キャンペーン(4/30まで)もあるしでPCを新調しちゃいました.

これまでのPCスペック
【CPU】Core i5 3570K
【メモリ】4GBx2+2GBx2
【マザーボード】GIGABYTE Z77M-D3H
【電源】Corsair CX450M
【SSD】intel 240GB
【HDD】WD Green 2TB
【グラフィックボード】Radeon HD 6870
【ケース】RAIJINTEK STYX
【OS】win10(win7からのアップデート)

購入パーツ
【CPU】Ryzen7 2700X
【メモリ】16GBx2
【マザーボード】ASRock B450 Steel Legend
【電源】Corsair CX650M
【HDD】seagate BarraCuda 2.5インチ 2TB
【グラフィックボード】Geforce 1660Ti

HDDはこれまで3.5インチのものを使用していましたが,あらかたのデータはNASに入れてしまったのと単純に大きくて嫌だったのですべて2.5インチのものにしました.
購入金額は約11万円ですが,LinePayで1.5万円還元,不要なパーツを色々売って1.5万円くらいとすれば,差し引き8万円でこの構成が手に入ると考えるとお買い得だと思います.
そんなこんなで組み上げました.
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配線類を奥に隠していないのでごちゃっとしていますが,エアフローを確保する必要もあるので追々整理していきたいですね.

2019/04/17(水)docomo新料金プランにみる通信業界の問題

先日ついにドコモの新料金プランが発表された.昨年,総務省が携帯料金は4割値下げすることが可能との調査結果を発表した直後に,ドコモが昨年に4割値下げすると発表していた.国の意向に沿いました感を明らかに匂わせたタイミングだったので,ドコモの株価は大幅下落した.今回,その詳細が明らかになったのだが,実際のところは料金体系はauのピタットプランをそのまま焼き直した感じで,事前に発表していたような大幅値下げという感じではない.端末購入補助もなくなるので,回線+端末で考えると実質値上げである.

これまでの料金プランでは,小容量多回線の場合他社に比べてずば抜けて安かったが、新しい料金プランでは他社と同等水準となる.その他の契約形態の場合も若干値下げになる場合があるものの他社と横並びになった.その結果,携帯料金の値下げ競争にならなくなるため,ドコモだけでなくKDDIやソフトバンクの株価まで上がった.つまり,実質的な値上げで総務省の意向に沿わない形となった.

通信各社はあの手この手で抱き合わせ販売をし,売上をあげようとしてきた。一方で総務省は携帯料金の値下げと適正な競争を図るため,各社に対しあれはダメこれはダメと様々なルール強制してきた。しかし,いくら規制を増やしても結局いたちごっこなので効果が上がっていないのが現状だ.

そもそも問題の理由は,抱き合わせ販売や不当な契約条項といった既に法律違反の状態を放置してきたことである.無法がまかり通っている状態で新しく法を作ったとしても結局無法のままである.それどころか法を遵守しようとする正当なプレイヤーは複雑化する法に対応するためにコストがかかる一方,悪質な販売者はそういったコストがかからないため,競争的に優位になる.

近いうちに電気事業通信法が改正される.本当の意味で健全な競争を促進させるには,いかに法を分かりやすくし実効性のあるものにしていくかということが必要ではないか.

2019/03/07(木)リチウムイオンバッテリに関するあれこれ

最近,こんな記事を見つけた.スマートフォンのバッテリーにまつわる9つの「嘘と真実」

嘘と真実という内容の割には間違いやピントのずれた解説が多くてびっくりした.順番に追っていくと

1.表示が100パーセントでも、まだ充電の余地がある

【真実】

ディスプレイに表示されるパーセンテージより、もう少しだけ充電できる余裕が携帯電話には存在する。だが、それを使ってしまうと全体的なバッテリーの寿命を劇的に縮めてしまうことになる。この問題の要点は、生産工程における繊細なトレードオフだ。

確かに,リチウムイオン単体だけなら満充電以上に充電することができる.これは製造者がバッテリが爆発しないための余裕と,バッテリ寿命を確保するための余裕があるからだ.でもスマートフォンにおいて100%以上充電されることがあるとしたらそれは不良品だ.当然,充電保護回路が組み込まれており,どんなに充電ケーブルを刺しっぱなしにしても100%以上充電することはできない.

2.Wi-FiやBluetooth接続をオンにすると寿命が減る

当たり前の内容すぎてどうにもコメントできない...(苦笑)ただ,この章の解説で以下のような内容が出てくる.

電車に乗っているとき、携帯電話の動きが“重く”なったと気づいたことはあるだろうか。それはおそらくデヴァイスがネットワークに接続するために、エネルギーを使い過ぎているのだ。「例えば鉄道会社が提供しているWi-Fiのように安定したネットワークにつなげられるなら、そこにつないだほうがいいでしょうね」

Wifiやbluetoothと言っているのに何故か携帯回線の話にすり替わっている.意味が分からない.しかも鉄道会社が提供しているWi-Fiは大概多くの人が接続しようとしており,常に混雑している.さらに移動することで線路沿いのAPと干渉を起こしまくるので不安定で電力の消耗が激しくなる.なぜ推奨されているかわからない.

3.純正ではない充電器は悪影響を及ぼす


全くその通りだが,理由として以下のように書かれている.

もし必要以上の電流が供給されているとすれば、たくさんのリチウムイオンをはぎ取っていることになり、先に説明したような損傷が発生してしまう。

スマートフォンの仕組み上,電池に必要以上の電流が供給されることはない.供給されるならそれは不良品である.逆に必要な量よりも供給電力が少ない場合は注意が必要である.本体の電力使用量と充電器の電力供給量が近い場合,本体の瞬間的な電力消費量の変化に合わせてバッテリは充電と放電を急速に繰り返すようになる.すると,バッテリの電極に金属リチウムが析出しやすくなりバッテリが劣化する.結論は正解だが,解説が真逆だ.

4.パソコンにつないで充電すると悪影響を及ぼす【嘘】

前述の理由から,PCの電力供給量が少なく,充電しながら操作する場合は注意が必要である.もちろん充電速度がゆっくりであればその分バッテリへの負荷は小さくなるので一概に間違いとは言えないが.

6.温まっていないと十分に機能しない

【(たいていの場合は)嘘】

実のところ、その反対は真実である。「気温が低い状態でバッテリーを使用することや、バッテリーを冷たいままにしておくことは、寿命の面では非常にいいことです」というのが、グリフィスの言い分だ。

気温が高すぎるのは当然だが,低すぎても金属リチウムが析出しやすくなるため,バッテリには良くない.ハイブリッドカーでは電池を保護するために低温ではHV駆動がOFFになったり,バッテリを温めるためのヒーターが内蔵されていたりするほどだ.

【(あなたが考える理由とは違うが)真実】

これは先の神話とよく似たものだと言える。一晩中ずっと充電し続けて容量を100パーセントに保つのはいいことではないが、それは扱える以上の充電を押し込んでいるからではない。100パーセントまで充電すると充電器からは切り離されるが、少しでも消費したら継ぎ足すようになるからだ。

通常,継ぎ足し充電が起こらないように制御されているためこの解説はおかしい.当然100%をキープするとバッテリに負荷がかかるが,意味合いが変わってくる.

これだけ間違いがあると本当にバッテリの専門家なのかあやしい.こんな記事が巷にあふれている限り,バッテリに対する都市伝説はなくなるはずもない.